JR貨物梅田駅、138年の歴史に幕

2013年8月28日

2013年3月15日のダイヤ改正でJR貨物梅田駅が営業を終了しました。

この貨物駅は1874年に大阪駅貨物取扱取扱所として開設されました。現在の駅自体は1928年に出来たため今年で85年目となります。

駅機能は今後、吹田貨物ターミナルと百済貨物ターミナルに分散されます。そして現在の敷地の一部は新しい街グランフロント大阪として先行開発され、今春開業します。

元々大阪駅は旅客と貨物の両方を取り扱っていましたが、大正時代にはこれ以上の容量拡張が困難となったため大阪駅自体の改良計画が立てられ、旅客と貨物分離を行う事になりました。

そして大阪駅が独立しその北側に移転することとなりました。その後最盛期の昭和30年代には年間360万トン以上の貨物を取り扱うなど長く西日本の物流拠点となってきましたが、トラック輸送の発達で貨物の取扱量はピーク時の3分の1程度まで減少しました。

国鉄分割民営化に伴い都心に位置する梅田駅は日本国有鉄道精算事業団の所有となり、土地を売却して国鉄長期債務の返済に充てられることとなりました。本来はここで貨物の機能を吹田操車場跡地に移転される計画でしたが、反対運動などにより遅延していました。

そして吹田操車場と百済駅に分散させることと、大阪駅周辺の再開発事業などの計画もあり長きに渡った歴史に幕を閉じることとなったのです。新しい街への発展は喜ばしいことでもありますが、古き良き時代の風景が無くなるのも少し寂しい気がします。